2017年…
備後しまなみeNShareは地域密着型のサイクリングチームとしてスタートしました。
私たちはプロサイクリングチームとして、レースに挑戦し、選手を育て、競技力の向上を目指してきました。
が、私たちが目指してきたものは、それだけではありません。
「このチームがあるからこそ、自転車を通じて地域が元気になった」
そう思ってもらえる存在になりたい。
そんな思いを持って、設立当初から自転車を活用した地域づくりにも取り組んできました。
設立から9年の月日が流れ、
福山市では、鞆の浦を中心とした「鞆の浦しおまち海道サイクリングロード」が整備され、自転車で瀬戸内の景観や地域の魅力を楽しめる環境づくりが進められてきました。
そして2026年、しおまち海道は新たな3年間を迎えています
利用促進に向けた3か年計画が策定され、さらなる魅力発信や利用促進に向けた取り組みが進められます。

この動きの中で、備後しまなみeNShareは
しおまち海道振興協議会の取り組みに継続して関わり、サイクリストの代表として中心的な役割を担い、
地域の皆さん、行政、企業、関係団体の皆さんとともに、自転車を活用したまちづくりに取り組んできました。
そして今、しおまち海道だけではなく、福山市の街にも変化が生まれています。
自転車の通行位置や進行方向を分かりやすく示す「自転車通行空間」の整備が進み、自転車を観光や交通、健康、交流などに活用する
「自転車のあるまちづくり」が、少しずつ形になってきています。

ただ、今見えている景色だけを見れば、ここまでの道のりは簡単だったように見えるかもしれません。
でも、決してそうではありませんでした。
この9年間、私たちはたくさんの人に、自転車の可能性や地域への思いを伝えてきました。
何度も協議を重ね、提案をし、時には言いたくないことを言わなければならないこともありました。
思うように進まないこともあり、自分たちの思いがすぐに理解してもらえないこともありました。
それでも、地域を良くしたいという思いを諦めることはありませんでした。
話し合って、提案して、また話し合う。
そんなことを何度も繰り返してきました。
SNSで皆さんに見ていただいている活動は、その一部分に過ぎません。
一つひとつの活動の裏側には、皆さんには見えない多くの時間や葛藤、そしてたくさんの方との対話がありました。
もちろん、ここまで来られたのは私たちだけの力ではありません。
地域の皆さん、行政、企業、団体、そして自転車を愛する多くの皆さん。
多くの方々が、それぞれの立場で地域の未来を考え、動いてきたからこそ、今があります。

だからこそ、今、福山市の街に自転車の走行空間が整備され、しおまち海道の新たな取り組みが始まろうとしていることに、大きな意味を感じています。
それは単に道路が整備されたということではありません。
9年間、地域の未来を考え、伝え、話し合い、悩みながら、それでも歩みを止めなかった時間。
その積み重ねが、少しずつ形になってきたのだと思っています。
代表 宮口が、この活動を続けてきた原点には、ひとつの思いがあります。
自分を育ててもらった、この『地域への恩返し』
そして、これからも自分たちが住み続ける街を、今よりもっと住みやすい街にしたい。
自転車は、単なる移動手段ではありません。
人と人をつなぎ、街と街をつなぎ、地域の魅力を知るきっかけにもなります。

だからこそ、私たちはレースに挑戦するだけではなく、自転車を通じて人の流れをつくり、交流を生み、地域の未来につなげていきたいと考えています。
そして、私たちが目指す「自転車を活用したまちづくり」は、福山市だけにとどまりません。
これからも広島県東部を中心とし、広島県全体へ。
瀬戸内から全国へと、私たちの取り組みがモデルケースとなればと思っています。
それぞれの地域の魅力を自転車でつなぎ、人と人をつなぎ、地域と地域をつなぐ。
福山市で積み重ねてきた9年間を土台に、これからはさらに広い地域へ、私たちにできることを一つずつ積み重ねていきます。
まだまだここがゴールではありません。
むしろ、ここからが新しいスタートです。
「備後しまなみeNShareがあるから、この地域が元気になった」
そう思ってもらえる存在になるために、
自分たちを育ててくれた地域への恩返しを、これからも自転車を通して行っていきます。

備後しまなみeNShareと地域の未来を共に創造していきませんか?
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