今シーズンより加入した牧田竜明
大学時代はトライアスロンに打ち込みインカレで活躍したのち
卒業を期にロードレースの世界に魅了され、新たなチャレンジのスタート
熱いパッションとトライアスロンで鍛えたメンタル、高い人間力を兼ね備えた異色のレーサーの開幕戦はいかに!
牧田のJプロツアー初挑戦となった鹿屋・肝付ロードレースのレースレポートをご覧下さい
JPT開幕戦 鹿屋・肝付ロードレース
【脚力】 75/100点
【スキル】 5/100点
【メンタル】 120/100点
【チームプレゼン(おまけ)】 5/100点(噛みました)
シーズン初戦、経験豊富な山崎さん、深澤さんを中心にチームメンバーのポジションをできるだけ集団の前へという方針。
個人としては集団の後ろでついていくだけでは何も得られない、何かにチャレンジする走りをしようと監督と話していた。
今回の個人的テーマは「前へ前へ」
前週の東京クリテリウムから次のステップへ。
番手を下げずに集団前方をキープしチームの居場所を作る。
引きづられるだけの受け身なレースでなく、前で積極的に動く。
レースは序盤から集団前方で位置をキープし続けれた。
東京クリテリウムでの反省を活かして集団での立ち回りのコツを掴めたようです。
1周目から他チームの逃げを試みる動きが次々起こり、チームが後手を踏まないように、深澤さん、山崎さんが飛んでいくのをみて、いけるタイミングは自分もチェックに入る。
3周目あたりにそういう動きに加われるポジションをずっとキープできてることを確信。
なのでレース中であるが、次のステップ。
まだ展開を読めるほど経験がなく、どれが展開を左右する動きかはわからないが、個人的な勘で反応できるアタックには全部反応。
上の選手とどこまでやりあえるか、パッション十分。アグレッシブに走り続けた。メンタル120点!
中々逃げが決まらずこのアタック合戦が数周続き集団は縦伸び、反応できる位置にいたので、ここにまともに参加してしまう。
6~8周目に平坦でドンパチやって、疲弊した状態で突入した登りでのアタックで一度逃げが決まってしまう。
この逃げを追うために集団がペースアップで縦伸び、横風も強くなり、集団のどこにいても足を溜めるポジションがなく、
先程の疲労に追加でジリジリダメージが蓄積されていく。
全部のアタックに反応するのではなく取捨選択ができるように、チームの傾向や有力選手を把握しなければならないのと、
またずっと全開ではなく下がる場面は下がる、自分の脚の残り方に合わる冷静さを保つべきだったなと。
クレバーさが全く足りません。スキル5点!
集団が再度一つになりもう一度アタックがかかった12周目で集団の至る所で中切れ、この周で逃げ、追走、
グルペットと大きく分断されることになるが、このグルペットの真後ろの中切れで10秒ほどのギャップができ、これを追うことになる。
平坦区間を必死で踏み続け、登り手前でギリギリ追いつくも脚が売り切れてしまい、登りで金田くん、坊しんがグルペットに乗っていくのを確認しながら千切れ、
14周目、9周をのこしてのDNFとなった。
前前で積極的に動けたことは今回の大きな収穫だが、レースの大事な場面に生き残る脚が残ってなかったのは本当に情けない。
脚力75点!
チームとしては深澤さんが最後まで残り、16位!
後から振り返ると自分の動きは無駄なものも多かったが、この走り方がチームメンバーが後ろで休む時間を作るという形で結果にほんのちょっとでも貢献できていればなと。
また今回の経験が今後自分がJPTで走る上での戦闘スタイルの確立に繋がっていればなと思う。
前には位置取れる、ある程度はやりあえる。
引き続き脚力のベースを上げながら、戦局を見極める嗅覚、決定的なポイントを逃さない視野を養っていきたい。
以上、牧田からのレースレポートでした