大雨とテクニカルなコースレイアウト、そして荒れた路面など、非常に難易度の高いレース。
前戦に引き続き参戦となった山崎選手は、初日は雨にも負けず健闘しましたが、
2日目は落車、DNFとなり悔しさの残るレースとなりましたが、同時に収穫もあったようです。
山崎選手のレポートをご覧ください。
レースに向けて
鹿児島での開幕戦から1ヶ月、静岡での2連戦は雨天&風ありの中でのコンディションで行われた。
インターバル期間は、3月に入ってすぐ体調を崩してしまった。
回復後、平日は年度末の本業の多忙スケジュール、週末はイベントや西チャレ等もあり、
ロング練での体力強化は不十分であったが、短時間集中のトレーニングと実戦を通じて調子は悪くないと感じていた。
当日の天気予報を鑑みて、直前には雨天の日に外乗りを行い、雨対策を行っていた。
Jプロツアー 袋井・掛川2days 1日目
リザルト 24位
序盤、今シーズン初参戦となったチームメイトの嶋田と木原が積極的に前に位置取りしてくれ、
それに続いて前に上がり序盤のハイペースを先頭集団でなんとか耐えていた。
しかし、3周目のヘアピンからのインターバルがかかるところで限界が来てしまい、第2集団へ下がってしまう。
一時先頭に追い付いたものの、立ち上がり加速のインターバルに耐えられず再びドロップ。
そこからは第2集団で群馬グリフィンの選手のローテに混ざりながら走りきり、24位でゴールとなった。
Jプロツアー 袋井・掛川2days 2日目
リザルト DNF
スタート直後はハイペース
この日も積極的であった嶋田に着いて集団前方〜真ん中のポジションを位置取りしてやり過ごす。
程なくして有力選手の入った逃げ集団が形成されたことで、メイン集団はスローダウン。
しかしパンク等でチームメイトが遅れ、集団内にはタカさん(永山選手)と私の2名。
耐え抜くしかない、とコンチネンタルチームの隊列の後ろ、集団真ん中あたりをキープして後半に備えて温存。
レース中盤、逃げを追ってキナンの選手がペースを上げ始めたタイミングでタカさんがパンク。
集団に1人残る形となって緊張してしまい、12周目の90度コーナーでつまらない落車。
変速機が動かなくなり、ニュートラルバイクを借りて全力で追ったが、両脚が攣ってしまい、心が折れ、バイクを降りた。
レースを終えて
レース経験の少ない私にとって、経験豊富な嶋田と木原の積極的な位置取りの仕方は見ていて勉強になり、
チームで走ることの楽しさを感じる2日間であった。
2日目の落車はつまらないミスによるものであった。
耐え抜いてポイントを獲得しなければならない状況で自分のミスでドロップしてしまい、とにかく悔しかった。
レースを降りた後、雨の中応援とサポートをしてくれたチームメイトと監督、本当にありがとうございました。
以上、山﨑選手のレポートとなります。
photo : ShizuFurusaka & The Key