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レースレポート@全日本選手権エリート〜山崎健

年に一度の日本チャンピオンを決めるこの大会、

沢山の選手がこの日の為に照準を合わせ研ぎ澄まされた刃物のような仕上がりを見せる頂上決戦。

山﨑もこの日の為にコンディションを調整し挑んだ自身2度目の全日本!

チャレンジした者にしか分からないリアルなレースレポートをご覧下さい🤲

山崎健 レースレポート 

私にとって2回目の全日本選手権。

初出場した去年のレースレポートでも書いたが、この舞台に憧れてレースを始めて、日本トップ選手とのガチ勝負することを1つの目標に続けている。

普段主戦場とするJプロツアーはシーズン通して20弱の数のレースがあるため、レースグレードにもよるが比較的リラックスした雰囲気がある。

しかしやはり全日本はどの選手の表情にも緊張感があって、会場全体からこれから始まる国内頂上決戦に集中力を高めていてピリついた雰囲気を感じる。

日々仕事とJプロツアーのレースをこなしながら、この日の為にトレーニングと身体つくりの努力を積み重ねてきた。

去年に比べて体重は絞れていながらも高いパワーを出すこと、維持することができていて、体調もしっかり整えた。

シーズン折返しに差し掛かるが、間違いなく前半戦最大のパフォーマンスを発揮できるコンディションに仕上げることができ、どこまで力が通用するか、心を昂らせながらスタートを迎えた。

前日の夜からスタート直前にかけて降り続けた雨の影響で路面状態は完全ウェット。

スタート時には止んでいたが、下りで無理の出来ない路面状況ということもあり、人数絞り込みのために序盤から登りはハイペースになるだろうと予想し比較的前方からスタート。

とにかく落車をしないことと、オールアウトしないようペーシングしながらレースを進めることを意識した。

登りでの軽量性を求めてクリンチャータイヤ×TPUチューブを装着予定であったが、直前1週間天気予報と睨めっこしながら何度もテストして悩んだ結果、雨に強いトレッド面かつ空気圧を落とせるTLRタイヤを装着していた。

そのおかげで下りでは安心感を持って、安全かつ位置を上げながら下ることができ、上りで無理して番手を上げて脚を使う、ということなく落ち着いて(それでもコース後半の緩い登りで5.5倍踏まされたが)序盤の3周をクリアした。

ペースが一気に上がったのは4周目。3周目に少しペースが落ち着いたすぐ後で、予想より早いタイミングであった。

有力選手たちが次々にペースを上げて、みるみる集団の人数が減っていった。

気が付けば最後尾付近。出走時108名居た選手が既に半数ドロップしていた。

下り区間も向かい風で踏まされ続け回復できず、コントロールライン手前からフィードゾーンにかけてのコース上唯一の長い平坦(微登り?)も速いままで5周目に突入。

この時点でオールアウト寸前。宮口監督と親交のある選手の激を受け、周回入ってすぐの登りをなんとか耐え凌いだものの、その後の斜度の最もキツい登りでなす術なく遅れた。

今年の全日本選手権の挑戦は4周と2km弱。

時間にして1時間弱で終わった。

その後7周回完了ライン手前でタイムアウトとなってレースを観戦。

8周目には先頭集団は20名弱まで減っていて、まだ半分も終わっていないのに、昨年のレース後半~終盤のような景色となっていた。

箸にも棒にもかからないとはこの事である。

正直もう少し長くレースを走れる、あわよくば完走、と自分に期待していた。

全くもって見当違いで土俵にも上がれていないと痛感させられた。悔しいというよりがっかり、と言った方が適切な感情である。

しかし落ち込んでいても仕方がない。

既に来年の全日本に向けての闘いは始まっているし、そもそもたった2回しか立ったことのない舞台で上手くいかないなんて当たり前。

ただでさえ24時間自転車に集中できる専業プロを相手に、平日最低8時間はスーツと革靴を身に付けて仕事をしている自分が立ち向かうだけでも超難題だ。

血反吐を吐く努力は当たり前で、展開・運など色んな要素が絡み合って、ようやくチャンスが巡ってくるのがロードレース。だからこそまたチャレンジしたいと思う。

来月には主戦場Jプロツアーが広島にやってくる。チーム本拠地の福山からは少し距離があるが、スポンサー様も足を運んでくださるとお聞きしている。

チーム一丸で闘う姿をお見せ出来るよう、気を引き締め直して、また頑張っていく。

以上、山﨑からのレポートでした🤲

Phote By KensakuSakai (Special Thanks!)

全日本自転車競技選手権大会 ロードレース (カテゴリー:エリート

日程)2024/06/23

開催地)静岡県・伊豆市サイクルスポーツセンター

距離)160.0km(8.0km×20 周)

レースレポート@全日本選手権U23〜石原悠太

『裏イシヅチヤマヒルクライム』参加してきました

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