昨シーズン、急成長を遂げて
今シーズンはチームの柱としての役割を担い気合いの入るシーズンを迎えました
チームの中でも、しっかり者で落ち着きのある性格で
私生活、レースでもチームのまとめ役を買って出るほどの責任感の強い男です。
開幕戦では不運が重なりましたが「今、自分にできる最善の仕事」をこなすところは山﨑ならでは。
そんな山﨑のレポートをご覧下さい
J pro tour 第1戦鹿児島Round
DNF(10周/24周) /108名
自己採点
【脚力】 3/100点
【スキル】 60/100点
【メンタル】 80/100点
【準備など】
待ちに待った2025シーズンのJ PRO TOURが開幕しました!
開幕前合宿を経て、チームとして万全の体制で開幕を迎えることができました!……と言いたかったところですが、
レース約1週間のトレーニング中に突然、膝に痛みが生じ、
以降ペダリングのみならず日常生活での階段の昇降など、あらゆる屈伸の反復動作で痛みを感じる状態でした。
合宿中もそれまでの練習においても、これまで膝や周辺の筋肉に痛みを感じたことは無く
初めての経験で全く前兆も無く、日頃の身体のケアは入念にしているつもりであったのでとにかくショックでした。
ただ開幕戦は個人的にどうしても走りたくて、チームと病院の先生に相談して、応急処置と痛み止めを処方していただき、痛みを抱えながらの出走を決めました。
【レース当日】
序盤はチームプラン通り、少人数の逃げは見送りつつ、複数の有力チームの入った逃げはチームで連携して対応できました。
牧田選手が新人ながらかなり積極的に動いていたのが印象的でした(若干気合が入り過ぎていたので一声掛けて温存させるべきだったと反省もあり)。
開始から1時間ほど経過して、少人数の逃げが決まりかけ、落ち着くかなと思いましたが、
予想に反してブリヂストンなど有力チームが容認せずペースを一気に上げ、集団は縦伸び。
10周回目。高速牽引は続き、平坦で隊列に入っていても閾値を超えるパワーが出ていました。
高強度が続いたおかげで身体はかなりキツかったですが、それ以上に膝の痛みが限界に…。
自分より前の位置にはコンチネンタルチーム勢とクラブチームの主力選手のみでeNShareのピンクの姿は無く…
振り返ると真後ろに深澤選手が居てくれて、中切れしないようコーナーまで前にしがみ付き、後を託してレースを降りました。
その深澤さんが最後まで粘って16位での完走となり、出来る限りの仕事でリザルトに繋げられたことは良かったと思います。
【感想など】
チームとしては、序盤の落車に2名が巻き込まれてしまったことが悔やまれますが、全員が役割意識を持って動けたことが何よりの収穫でした。
新加入の選手が物怖じすることなく、前への意識を持って走れたことや、
金田選手が昨シーズンよりも目に見えて良いパフォーマンスを発揮できたことなど、
複数年目の選手も成長を実感できたと思いますし、今後のツアーが楽しみとなるレースでした!
それだけに、私個人としては、怪我で戦前に期待されていた走りができなかったことを悔しく申し訳ない気持ちです。
精密検査の結果次第ですが、少しでも早く、万全な状態で戦線復帰できるよう回復に努めます。
たくさんの方々・企業様からのご支援のもと、無事スタート出来たことを大変嬉しく思います。
今シーズンもどうぞよろしくお願い申し上げます。
以上、山﨑からのレポートでした