自身3度目の挑戦となった全日本選手権、毎年成長を見せる山﨑ですが
今年はシーズン前半の故障が響き万全の調整ができていない中でのチャレンジとなりました。
しかしながら、今、自分にできる最大限の準備、レースを行い
完走とはなりませんでしたが次に繋がるレースとなったのではないでしょうか。
それでは、山﨑のレポートをご覧下さい
第93回 全日本選手権自転車競技大会
リザルト -9lap 11周/20周
3年連続3回目の修善寺での全日本ロード。
毎年書き綴っているが、全日本ロードを映像で見て、憧れて、レース活動を始めて…今こうして縁あってeNShareで走っている。
年間通じて戦うJプロツアーも、もちろん大切なレースであるが、日本人選手が頂点をかけて争う全日本はやはり特別な舞台である。
『フルタイムで働きながら全日本を戦う』
というロマンを求めて、今年も憧れの舞台に挑んだ。
ウェットコンディションだった昨年とは打って変わって、今年は天気に恵まれ暑い中でのレースとなった。
スタート直後から逃げを狙う動きで速いペースで進んだ。
有力チームが複数名を送り込む10名以上の逃げが出来かけ、eNShareは誰も乗っていなかったので追走の動きに同調。
そのまま見逃されて逃げにブリッジできればラッキーだったが、優勝候補の新城幸也選手が動いたため、
集団が容認せず結果的に逃げはリセットされ、3周目に数名の逃げが容認されたことで集団はスローダウン。
その後はレース後半に向けて、補給や身体の冷却等マネジメントしながら集団内で走っていたが、
登りでのインターバルによる細かい疲労が積み重なり、中盤に差し掛かったところで脚が止まってしまった。
今年の全日本の挑戦は、9周回と数km。時間にして2時間17分で終えることとなった。
直近のトレーニングや前戦のJPT石川ロードのデータを見て薄々感じていたが、やはり怪我による2ヶ月療養の影響は大きく、2時間過ぎた辺りで脚が止まってしまっている。
ロードレーサーとしての耐久力が圧倒的に不足痛感させられる結果となった。
それでも、展開に恵まれたとはいえ過去2大会と比べても長い時間生き残ることができたことと、
これまでぶら下がるだけだった全日本で追走の動きができたことは、これまでのJプロツアーで積み重ねた経験を活かせた成果であったと思う。
加えて復帰2ヶ月の短期間で、序盤のハイペースに耐えうるフィジカルを仕上げられたことも、今後のための良い収穫となった。
最終的にeNShareは、能登選手がトップ選手にも劣らない登坂力を発揮して、16位で完走となった。
クラブチームでも全日本で戦えることを示してくれたことを、チームメイトとして嬉しく、誇らしく思う。
今大会もチームへのたくさんの応援・ご支援をありがとうございました。
また全日本の大舞台ということもあり、個人的にも激励のお言葉を賜り、この日のための活力となりました。
当日もライブ中継やラップクリップ等で応援してくださり、ありがとうございました。
次戦はJPT広島大会。残り2週間、出来ることは限られるが、変わらず最善を尽くしたい。
チームの地元大会、気合を入れて戦いたいと思う。
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レポートからも伝わるように人一倍、チームへの思、責任感の強い山﨑ですが、
このレースを糧に一回りもニ回りも成長してくれるでしょう
以上、山崎からのレポートでした。